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サト

Author:サト
某地方国立大学M1。
ジェンダー史研究とかしてます。
ジェンダーフリー賛成。でもフェミニストではない。

twitter始めました。適当にしゃべってます→@kumanoato

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大学院生が公務員試験勉強を独学でやってみた(3)
さて、このシリーズが大学院生である間に書ききれるかどうか不安になってまいりました。
だって、修士論文の締め切りが1月初めなんだもん…やっと提出したぜ\(^o^)/

まあ、人生でこんなにドイツ語の一次史料をがんがん読む時期なんて、
もう2度とないんだろうと思うとちょっと名残惜しかったりそうでもなかったり。


というわけで、第3回は、スケジュールの組み方について書いていこうと思います。

この記事は、大学院生が公務員試験の勉強を独学でやっていこうとするためのものなので、
その前提で話を進めさせていただきます。
大学生や社会人など、一般的な独学に関するスケジュールの組み方については、
前回も紹介させていただいた、
公務員試験対策室様
http://koumuinshiken-taisakushitu.com/
の方が明らかに参考になると思うので、
院生ならではの事情を組み込んだ記事が書けたらなと思っています。

なお、しばらくは筆記試験対策の話がメインとなると思います。
面接試験対策もできれば書きたいけど、いかんせん私自身に面接対策を偉そうに語れる面接力がな…い…
ので、最後にチラ裏程度に書く程度だと思っておいてください。

まず、前回の記事でも書いたとおり、自分の受験先に必要な科目は何かを確認します。
公務員試験と一口にいっても、職種によって試験の形態が大きく異なるからです。

たとえば、自分が一番行きたいところが県庁だったとします。
県庁の試験は、公務員試験の受験区分で言うと、「地方上級試験」というものに該当します。

地方上級試験の中にも色々区分がありますが、一番一般的な県庁の筆記試験科目には、
大きく分けて、教養試験と専門試験の2つがあります。

さらに、教養試験の中に、
一般知識(人文科学、社会科学、自然科学の高校センターぐらいのレベルの問題、時事問題)、一般知能(数的処理という算数と数学の間ぐらいの計算問題、英語や日本語の文章読解)
専門試験の中に
行政系科目(政治学、行政学、社会政策、国際関係等)
法律系科目(憲法、民法、行政法、労働法、刑法、国際法等)
経済系科目(ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、経営学等)

…と、科目数だけなら高校センターよりも多くの科目があるんです。
これを全部マスターしようなんて計画を立てたら、何年かかっても終わりやしません。
なので、計画を立てて、必要な科目のみを、あくまで合格点を目指して、勉強する必要があります。

さて、スケジュールには大きく分けて、年間スケジュール、週間スケジュールおよび一日スケジュールの
2つがあると思います。
この2つに分けて、それぞれ具体的に考えてみたいと思います。

○年間スケジュール
さて、これから勉強を始めようとするこの記事を読んでくださっているあなたが、
いったい今何年生かというところから、すでに話は違ってくるので難しいのですが、
とりあえず大学院1年生の4月からという設定でいきたいと思います。

でも実際には、大学院生から公務員へという進路を考える人の決断時期は様々です。
私はある程度公務員を視野に入れながら大学院進学を選んだので、
もう大学4年の卒論が終わった2月ぐらいからは勉強を始めていたと思います。
一方で、大学院生になって実際に研究生活をしてみて、やっぱり何か違うと思って、
公務員に途中で切り替える人もいます。
民間の就職活動をしていて、自分には合わないと思って、もう1年院に残って公務員の勉強をして、
大学院修士を3年で卒業する先輩もいました。

もちろんいつからでもいいのですが、思い立ったらすぐに行動に移しましょう。
当たり前ですが、勉強に取り掛かる時期が早いほうが有利なことは決まっています。
まあ、たまに学部生にいる大学1年生から勉強してるような人はちょっと違うんじゃないかと思いますが(学生生活でがんばったことは?→公務員試験勉強です!以上です!じゃ面接通りにくいだろうし)、
余裕があれば、受験の1年半前、遅くとも受験の半年前からは勉強に取り掛かりたいですね。

さて、M1の4月から勉強を始めて、M2の5月からの試験を受けて、修了と同時に就職しようとすると、
最初の試験まで1年2カ月あることになります。

人によって受験職種は様々だと書きましたが、一応今回は、一番併願パターンとして多そうな(と私が勝手に思っているので違ったらごめんなさい)、
第一志望:地方上級(県庁)
併願:国家?種、国家?種、国税専門官、市役所B、裁判所事務官、大学法人(非公務員)

を想定するとします。
それぞれの仕事の違いについて書いてると、この記事が明日になっても書き終えられませんので、
各自ググってください。すみません(´・ω・`)

ちなみに、併願の中の大学法人は非公務員ですが、試験が公務員試験にほぼ近く、
併願する人も多いので入れてます。

さて、試験の予定を確認したところで学習の年間計画を立てていくわけですが、
その時、研究の予定の方もしっかり確認して一緒に組み込んでいかなければいけません。

例えば、私の研究室では、
M1の前期、M2の前期が学会の準備や読書会の準備などで特に忙しいという事情がありました。
そこで、M1の前期は、勉強よりも研究を優先し、
逆にM1の後期は、ゼミの発表などのための最低限の時間しか研究には割かず、
集中的に公務員試験の勉強に時間を使いました。
春休みまでそのペースで学習し、M2の前期になるまでに、
あとは毎日少しずつ忘れない程度に復習をすればよい状態にして、
あとは学会発表に向けての研究を進めるようにしました。

具体的にはこんな感じ↓

M1
4-6月 数的処理(これは試験勉強中ずっと一定のペースでの学習が必要) 憲法 経済原論 
7-8月前半(夏学会が終わるまで) 同上 憲法終わったら民法 
8-9月(学会終わって時間がある夏休み) 同上 行政法 一般知識(自然科学以外) 政治学 行政学
10-11月 経済原論終わって財政学 刑法・労働法 社会政策 国際関係
12月-2月前半(ここまででそれぞれの受験科目を1周ずつしてるはず)
憲法→民法→行政法を繰り返し(それぞれ3周目を終えるように) 経済原論繰り返し 
政治学→行政学→その他行政系繰り返し 時事問題対策 二次対策
2月後半-3月(春休み) 模試や実力テストを繰り返し解く(この中で毎日各科目に触れる) 記述も少し 時事問題 二次対策
M2
4月(学校始まって忙しくなる) 模試の量を半分にする(この頃には実力テストをやり飽きてる) 
各科目の苦手分野などを1科目2日か1日ずつかけて復習 時事対策 
5月-6月(試験開始) 同上 各試験の1週間前に頻出ポイント等をチェック 
6月~(筆記試験終了) 二次対策

確かこんな感じ。初めはローペースで、一番の山場が試験直前ではなく、春休みぐらいになってるのがポイントです。
予定表見ながら書いたけど、まあ実際には臨機応変に変えていたとは思います。

もし学習計画を毎月同じペースで進めるようなものにしていたら、
予定が間に合わなくて、結局計画倒れになっていたと思います。
なので、このように、2年間分の大まかな計画を初めに想定しておくことが、
大学院生が公務員試験を受験しようとする際に必要なことだと思います。

入学すれば初めに予定の説明はあると思いますが、
予定表などには書かれていない大学院特有の行事や授業の進め方などもありますので、
院生の先輩に前もって話を聞いておくのが良いと思います。

学部生でもそれなりに研究やサークルが忙しくて、試験勉強との両立ができないという場合はあると思いますが、とりわけ研究に関しては、大学院生は学部生の比じゃないほどの時間を割かれます。
…まあ、あんまり研究しなくても修了させてくれるところもあるみたいですが…

で、このように大まかな年間スケジュールを立てたら、
次にそれに基づいて週間スケジュールを立てていきます。


○週間スケジュール

こちらも年間スケジュールの時と同じように、授業の予定やバイトやサークルなどがある人はそれも考慮して、大まかに作っていきます。

上記の予定をこなせるように立てていくわけですが、
学習時間を決めるより、学習量で決めていく方が予定が比較的ぶれにくいかなと思います。
また、毎日の予定を立てるよりも、週間で決めておいた方が、授業等との調節もしやすいと思います。

例えば、全部で24単元ある科目を20日で1周(参考書を一通り終えることを1周とします)しようと思うと、1日1単元、時間がある曜日に週に1回2単元こなすように予定を組みます。

私の経験では、時間を細切れにして1日に5つや6つも科目をこなすよりも、初めのうちは
多くても1日4科目、基本は1日3科目ぐらいがちょうどいいと思います。
まあ暗記の仕方は十人十色なので、そこは各人に合ったやり方が一番いいんですが参考までに。

よくある失敗が、他の人の学習時間を聞いて、自分の予定が不安になり、
無理やり時間を増やしたりして結局予定が総崩れになってしまうというものです。

公務員試験の勉強時間は、本当に人それぞれです。

学校の講座や合格者体験記などでは、1日10時間やってました!みたいな人をデフォとして
紹介したりしてますが、そんなことは全くありません。

私自身は、少ない時は週に20時間ほど、多い時でも40時間弱だったと思います。
人によっては、試験3か月前から適当に勉強したけど受かったよーっていうつわものもいます。
でも、1日10時間やっても受からない人だっています。

つまり、時間じゃなくて、どれぐらいの量勉強し、どれぐらい身に付いているかが問題なんです。

自分の予定で、きっちり試験までに十分な学習量が確保できそうであれば、
他の人の勉強時間なんて気にせず、それをきっちり守っていれば大丈夫です。

筆記試験に関しては、相対評価ではないので、あくまで自分が合格点をとれるかどうかなので、
あまり人の予定を気にしすぎないようにしましょう。


スケジュールについてはとりあえずこんな感じかなー( ´Д`)=3


次回は各科目ごとの勉強法についてつらつら書こうかと思います。

……忘れてないといいなぁ(´・ω・`)








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大学院全般 | 00:10:46 | トラックバック(0) | コメント(5)
12月院生の会:学校の危機管理について
今日は月に1度の院生の会がありました~

早いものでこの企画もあと数カ月で終わりそうです…楽しかったけど、
もうちょっとサークル化するとかして、継続性のあるものにしてもよかったかな。

それにしても修論やばいのにこんな企画してる暇あるのかと自分でも思うんですが…
まあこれができるのも院生のうちだけだしねー

公務員試験の記事も書かなきゃとは思うんですが、
あっちはもう修論終わってからでいいやとか思う今日この頃です^q^

というわけで、本日のテーマは

「学校の危機管理について」というものでした

今回は久々に専門性の高い発表でした。いや、もちろんいつも高いんだけど、
ちゃんと専門に研究してる人による発表でしたという意味です。

なんせレジュメが修論の構想発表会で使用したものだというから驚きでした。
初めはついていけるのかなー議論になるかなーと少し心配でしたが、
さすがにそこはみんな議論慣れしてる院生だけあって、きちんと話が弾みました。
テーマも分かりやすかったしねー

さて、今日の話の概要はというと、

学校の危機管理に関する議論が近年高まっているらしいです。
それは、たとえば2001年の池田小学校の児童殺傷事件や2009年の新型インフルエンザの流行、
そして今年の東日本大震災など、様々な場面で学校の危機管理体制が問われる出来事が起きているためで。
また、マスメディア・ソーシャルメディアの発達によって、学校の危機管理体制が問われる機会も
多くなってきたことも一因です。

学校の危機管理というのは、
「児童生徒・教職員の生命、学校に対する信頼、日常の教育活動を守るための、事件・事故の予知・予測、
未然防止、危機対応の準備、危機対応、再発防止までを含めた一連の組織的活動」と
ここでは定義されていました。

そして、危機管理の研究には、現在3つのアプローチがあるそうです。
①イベント・アプローチ
危機とは、希に起きる不幸な出来事・災難と捉えるアプローチ。
要素還元的な認識に立つため、個々の危機に対してそれぞれ個別の対応をすることになります。
例)クレームに対してはクレーム対応、いじめに対してはいじめ対策のように、
それぞれに発生した場合のマニュアル等を作って対処

②プロセス・アプローチ
危機は当然起こるものと捉えるアプローチ。
全体論的な認識に立つため、それぞれの危機に共通する管理の仕組みを作ることになります。
例)準備や予防の段階から、各危機に共通する取り組みの方法を構築しておく

③複雑性を基礎にしたアプローチ
危機とは、「起きると予想したことが起きなかったり、起きるとは考えもしなかったことが起きる」
「予期せぬ事態」であると捉えるアプローチ。
それに対処するためには、「計画にない現象に気づく能力、理解を更新し学習する能力、対策を
組み替えて予期せぬ事態に対処する能力」などを総称した「マインド」と呼ばれるものを高める
「組織学習」を必要とすることになります。
例)危機対応マニュアルを参考にしながらも、状況に応じて臨機応変に対応を変えていく

今日の議論では、この第3のアプローチの有効性が議論の中心となりました。
確かに、このような「マインド」が高い先生たちがあふれる学校というのが一番理想的でしょう。

マニュアルというのは、どんな能力の人でもとりあえずは最低限の行動がとれるようになる優れものですが、これに頼りすぎると、「予期せぬ事態」に逆に不適切な行動をしてしまうことにつながりかねません。

しかしだからといって、マニュアルをなしにして、個々の教師の判断に危機対応を任せるというのは、
教師に対してひどく重い責任を負わせることになりかねません。
また、教師によって能力にばらつきがあるため、危機時の対応において、
さらに不適切な判断をしてしまう教師も出てくると思います。

だから、マニュアルは基本的に順守しつつも、状況に応じて臨機応変な判断もできる
「マインド」の高い教師の育成が求められることになるのです。

が。

これには2つ問題点があります。

1つは、教師側の問題ですが、
そもそもこのような「マインド」というものをどのように評価するか、そして評価できたとして、
どのようにしたらそれを育てていけるのかということがよく分かっていないという点です。
教員免許の習得課程で、それを育成するようなカリキュラムが組めるでしょうか。
あまり想定できないですよね。
さらに、教員採用試験の際に、どうやったらその「マインド」の高い低いを評価できるのでしょうか。
これも難しそうです。
じゃあ、採用されてから、教師の「マインド」を高める研修などはどのように行えばよいのか。
うーん…

これは、「マインド」を高める行為というのが、それを目的にしてするものではなくて、
結果的にそうなるようなものだから、それを故意に高めようとするのが難しいんだと思います。
就職活動でよく言われる「コミュ力」に近いような気もします。
いや、「社会人基礎力」の方が近いのか?それをもっと高度にしたみたいな。
まあなんとなく、「マインド」が高そうな人というのは、うっすら想像できるので、
きっとそういう人はいると思うのですが、なかなかそれは明文化しづらい点が、
この評価軸が使いにくい理由です。

ちなみに、私は、教員採用試験の際に、
例えば模擬授業の試験中に、突然不審者が乱入してくるといった「不測の事態」を起こして、
それにどう対応するかを見るとかできたら評価できないかなと思いました。
もしくは、最近の不審者の侵入を想定した訓練等を、
教師側にも生徒側にも知らせず、警察などと協力して抜き打ちで実施して、
本当に不審者の侵入という「不測の事態」に限りなく近い状況を作って、それへの対応力をつけるとか
どうかなと。

でもそれもそのうち「過去問」として、対策が練られそうだから長くは続かないだろうなぁ。

そして、もう一つの問題点が、制度側の問題です。
そもそも、日本の社会は「出る杭は打たれる」文化に親和性を持っています。
それは、均等な教育をしなければならないという使命のある学校という組織においても
もちろん同様で、現場の教員が校長やましてや教育委員会・文科省にまで意見をするということが、
決してしやすい風土ではありません。
そのような状況の中で、たとえ「マインド」が高い教師がいたとして、
それをくみ取れる度量が学校の側にないと、せっかくの「マインド」の高さを活かすことができません。
理想的なのは、校長など、ある程度の権限を持つ立場の人が、
そのような考えに理解があることで、その場合だと、
教師の「マインド」を活かすことに成功しやすいそうです。

まあこっちの側の問題は、日本社会の均質性文化の是非を問うところから始まりそうなので、
正直議論のしようがなかったです。
まあ別のテーマとしたらすごく面白そうではあるけど。

というわけで、今回の議論の結論は出ませんでしたが、
まだ研究が詳しくなされていない分野なので、これからに期待ということらしいです。


しかし、教師という職業に求められる能力や資質の高さは異常だと本当に思う。

教育の根幹に携わる職業ということで、もちろん各教科を教えられる学力と、
人の上に立つ職業ということで、新卒だろうと容赦なく「立派な」社会人、立派な大人たることが求められるのと、
公務員ということで、公の立場に立つ責任と、
そしてマニュアル順守をしながらも、臨機応変さも兼ね備えるという「マインド」の高さまで要求される。

さらに最近では、マスコミ対応やクレーム対応、膨大な事務作業の処理能力まで
日増しに求められるものが増えているらしい。


鬱になる教員がこれ以上増えないことを祈るばかりです(´・ω・`)



大学院全般 | 00:07:09 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学院生が公務員試験勉強を独学でやってみた(2)
さて、それでは大学院生が、公務員試験を独学で勉強する際に、
必要な準備について書いていきたいと思います。

ちなみに、私が独学でやってみようと思ったのは、ここのサイト様のおかげです。


公務員試験対策室
http://koumuinshiken-taisakushitu.com/

独学を考えてる人もそうでない人もぜひご一読を。文章も面白いので簡単に読み進められます。

では、順番に準備の仕方を書いていこうと思います。

①自分がなりたい公務員の試験種、受験予定の試験日程等を調べる

そんなん当たり前だろ!と思う方はどうぞ読み飛ばしてください。
たぶん私でも読み飛ばします。
まあ自分である程度調べてる人も多いでしょうから、簡単にだけ書きます。

公務員試験には、国家Ⅰ種、国家Ⅱ種、国税専門官、地方上級、市役所A,B,C、警察、消防…
などなど、さまざまな職種ごとの試験があります。

その日程もどんな試験科目が課されるかも、試験によって異なってますので、
まず自分がどの職種を受験するか、どの職種を優先するかを決めておかないと、
やみくもに適当な科目から勉強を始めても、とても太刀打ちできるものではありません。

調べ方ですが、
公務員試験情報こむいん
http://comin.tank.jp/
や、さまざま予備校のサイトにも載ってるので、そのへんを参照して、
まずは自分がどれに一番ありたいかなど、受験先を決めましょう。

また、公務員試験の通信教育で有名な○務教育出版が、
資料請求だけでも申し込めば無料で最新のデータブックをくれるみたいなので、
こういうものも大いに活用しましょう。
後述しますが、私はここの通信教育を使いました。

ちなみに、
多くの人は併願をすることになると思いますが、その併願のパターン等もあるので、あとで説明します。

②どんなテキストを使うか決める

さて、独学と一口に言っても、全部自分で問題集を買ってきて行う完全独学や、
通信教育を利用して家で行う独学、はたまた学内講座や予備校の講座を受講していた先輩や友達のテキストをもらって行う裏技独学まで、いろいろやり方はあると思います。

私の経験を少し語ります。
私は、大学院進学がすでに決まっていた学部4年生のころに、
学内の学部2年生向けの公務員講座の入門講座を受け(院生になってからの本講座は受けていない)、
○務教育出版の通信講座を受講し、
同級生のテキストをもらいました。

つまり、全部一通り経験してみたのですが、この組み合わせの中で一番ベストだと思ったのが、

○務教育出版の通信講座をフルコースではなく、
教養科目だけのコース(教養+専門コースよりも安い)を受講し、
できれば同級生のテキストをもらって、いくつかの科目はそれを使い、
メインは市販の問題集で勉強することです。

理由を説明します。
まず、○務教育出版のテキストですが、このテキストのみで公務員試験の勉強を進めるには、
あまりに内容が薄すぎます。ですが、この通信講座のいいところは、
受験生の必須雑誌である「受験ジャーナル」が毎月送られてくるところと、
模試や実力テストを受けられるところです。
これらのメリットを得るために、少し安い教養コースを受講することをお勧めします。
私はフルコースを受講したのですが、テキスト自体はほとんど使いませんでした。

そして、同級生のテキストをもらう件ですが、やはり公務員講座のテキストは、
内容がすごく多くて、確かに講義を受けながら参照する仕様になってはいるものの、
十分独学でも役に立ちます。
ただ、このテキストは自分の一つ前や二つ前の年に受けた人のテキストをもらうことになるので、
どうしても最新の傾向や時事問題対策としては弱い面があります。

ですので、最終的にはやはり市販のテキストをメインに使用するのが一番いいと思います。

各試験のテキストの選び方については、また科目ごとの勉強法紹介の時に書きたいと思います。

さて、ここまでは別に院生じゃなくても独学でするなら必要な準備について書きましたが、
院生で受験する場合、次のことも大事です。

③研究室やゼミの先生・メンバーに、公務員試験を受験することをしっかり伝えておく

大学院の研究室には、文理問わずいろんなところがあります。
朝から晩まで研究室に拘束、土曜出勤も当たり前のところがあれば、
授業やゼミの時だけ集まって、後はみんな好きにしていいよーというところまで様々です。

また、先生や先輩の中には、「院生たるもの研究が第一。就職のことなど後回しでよい!」
みたいな考え方の人もいたりします。
特に、文系院生の場合、文系の大学院に来る時点で研究職を目指しているものと考え、
学生の就職試験のことなど、全く膾炙しない教授もいたりいなかったり。いや、いるんです。

まあ、研究第一ってのが間違ってるわけではありません。
大学院は研究しに行くところだし、それをしたくて進学すべきところなので。
ただ、研究は立派にやったけど、就職は決まらずに修了しちゃったーこれから人生どうしよう、
となっても困ります。
知り合いにそういう文系院生が若干いるので不安ではあるんですが…

というわけで、教授やゼミのメンバーに何も言わずに公務員試験勉強を優先していると、
白い目で見られたり、最悪勉強を妨げられてしまう場合があります。
なので、先に、「私は公務員試験を受けます。研究ももちろんがんばりますが、
どうしても就職を決めたいので、研究の時間を割いてしまったり、研究室にあまり来れないこともあるかもしれません。ですが、両立できるように頑張るので、よろしくお願いいたします!」
ぐらいの宣言をしておくほうがよいと思います。

研究職を目指していると誤解されなくなるし、ひょっとすると協力を得られる場合もあるからです。
私も試験の日とゼミの発表の日をかぶらないようにしてもらったりしてました。
感謝感謝です。
まあうちの研究室は理解があるほうだったので、特に問題はありませんでしたが、
この問題で苦労する人もいるので、先に理解を得られるようにしておきましょう。
もちろん、研究もしっかり頑張らなければ認めてもらえないので、そこは両立をがんばりましょう。

私の経験からすると、
学部4年生で大学院進学を決めた時点で、もう研究をしっかり進めておいたほうがいいと思います。
文系の研究は、どちらかというと、自分の裁量でできるというものが多いので、
4年生のうちから卒業論文の「後」を見据えて、研究を「ストック」しておきましょう。
私も、このときしっかり進めていたお陰で、後で助かったことがしばしばありました。

もしこの記事を読んでいる人が大学院進学を決めた学部4年生の人だった場合。
今からしっかり研究を進めておいてくださいね。後々楽ですよ。


さて、ということで、上記の3点の準備をしておくと、
公務員試験勉強にスムーズに入れるのではないかと思います。

次回は、予定の立て方について考えようと思います。

大学院全般 | 22:11:07 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学院生が公務員試験勉強を独学でやってみた(1)
今日から一番書きたかった話についての連作(予定)を始めます。
なんせ早めに書いとかないと忘れそうなので。


内容はタイトル通り、「大学院生が公務員試験勉強を独学で進めるにはどうすればよいか」についてです。
今日はとりあえず、文系院生から公務員試験を独学で勉強していくこととはどういうことかについて、
考えてみたいと思います。

このブログでも何度か触れてきたように、
研究職を目指すのではない(またはそこから進路変更した)文系大学院生(修士)が、
学部3,4年生と同じように就職活動をして、民間企業に就職というのは決して不可能ではありませんが、
何かと不利になる部分もあるため、文系大学院生の中には、
修了後は公務員に、という進路を考える人も結構います。

私自身も、公務員という進路を選びましたし、周りの文系院生を見ても、
同じ就職活動でも、民間と公務員だと半々か、公務員系の人が多い気さえします。


院生から公務員を目指す人が多いのは、次のような原因があると思います。

①民間よりも、年齢を気にされない
…確かに最近では、卒業後3年以内は新卒扱いするということにしようとされていますが、
民間ではまだまだ学部新卒が一番有利なのは事実。
公務員は、年齢規定が設けられているし、浪人して合格する人も多いため、
2年ぐらい年食っててもあまり気にされません。

②民間よりも、院卒ということに偏見がない
…民間だって企業によってさまざまだとは思いますが、文系の大学院なんて出て、
いったいなに勉強してたの?長く大学にいたかっただけじゃないの?と思う企業があることも事実です。
公務員の場合、院卒だと初任給が若干増えたり、院卒の職員も多いためか、
そういう偏見がない場合が多いです。

③筆記試験がある分、「コミュ力」だけで勝負することにならない
…文系大学院に来る人の中には、みんなが学部3年生で普通に始める就職活動の雰囲気になじめず、
とりあえずもうちょっと勉強しようかなーで来る人もたまにいます。
…たまにかなぁ?まあ置いといて。
だから、いわゆる就活で必要な力を総称して、とりあえず「コミュ力」と呼ぶとすれば、
その「コミュ力」が低い人が少なからずいるわけです。
そういう人たちにとっては、まず筆記試験でふるいに掛けられて、その中で残った人たちで、
面接やらグループディスカッションやらのコミュ力試験をするほうが、
ライバルの分母が減った状態で選考に臨めるため、
公務員試験のほうが、自分には向いているんじゃないかと考えられるわけです。
特にこの考え方は、院生本人と言うよりも、公務員受験を勧める周りの教授であったり、家族であったり、
年配の方がよく主張される気がします。
確かに昔は筆記試験だけできまってたという時代もあったらしいので、
その当時の感覚で考えてる人が勧めるんだろうなーと思います。



まあ、これだけではもちろんありませんが、いろんな理由で院生から公務員を目指す人は結構います。

さて、では以上のことが院生から公務員を目指すメリットのようなものだとすると、
デメリットはなんでしょう。
とりあえず思いつくのは、以下の2点です。

①院生は学部生受験者よりも勉強に割ける時間が少ない
…まあ民間の就職活動でも同じだとは思いますが、院生は人によっては朝から晩まで研究室に拘束される人も少なからずいます。理系には多いようですが、文系でもこういう人はいます。
研究室に行く必要がなくても、研究にはそれ相応の時間を割かなければならないため、
自ずと公務員試験のほうにかけられる時間は、学部生より短くならざるを得ないと思います。
一方、学部生の場合、まだ研究室が配属になる前から公務員試験勉強を始められる場合が多いので、
公務員試験勉強を2年ぐらいかけてする人も大勢います。
一方、大学院生は、学部の時から勉強をしていない限り、院生になって受験を思い立った時点で、
もう試験まで1年切っています。しかも、学部生の倍以上は研究に時間を費やさなければならないので、
やっぱり公務員試験勉強の時間があまりとれないのではないかと思います。

②院生は学部生受験者よりも、公務員講座などを受講しにくい
…公務員受験者は、一般的には学内や予備校の公務員講座に通って勉強する人が多いと思います。
しかし、学内の公務員講座というのは、基本的に学部生が受講することを前提としてスケジュールをくんでいます。おまけに、院生の場合、研究室に拘束される時間というのがあるので、
それを休んで講座に行ってきますというのが言い辛い研究室の人は、この講座による公務員試験勉強というのが、とてもやりづらいという現状があります。
知人の院生公務員受験者にも、研究室と講座との兼ね合いがうまくいかず、
講座を優先することによって教授から白眼視されることに悩んでいる人がいました。


と、このようなデメリットというか、ハンディがあるわけですね。

では、上記の2つを克服するにはどうすればよいか。

自分でタイムスケジュールを組める独学で公務員試験勉強をする

私はこの結論に至りました。
もちろん、講座に通って公務員試験に合格した知人もいるので、
一概に独学のほうがいいと言っているのではありません。
上記のようなデメリットで悩んでいる人に、独学でもできるよということを提案したいだけですので。

では、具体的にどのように勉強を進めていけばよいかということについては、
また次回お話したいと思います。

予想通り前置きで終わってしまったよorz

大学院全般 | 00:26:15 | トラックバック(0) | コメント(2)
大学院生の結婚事情(院生の会11月)
11月院生の会終了~

今回はちょっと参加人数少なかったけど、その分話がしやすかったかな?

今回のテーマは「結婚について」でした。
論点として提示されたのが、20代前半っていう私たちの世代の結婚観はどんなものかっていうものだったので、
今回はプライベートな経験も交えながらのなかなかフランクな会になりましたw

いろんな結婚観が出ましたが、
やっぱり結婚はしたい・もしくはするものだっていう意見が多数でしたね。
別に結婚しないっていう価値観を持っている人もいるし、それは認めるけど、
自分は結婚したいって言うのが、主流なのかなぁと思いました。


結婚の社会的位置づけがどういう風に変わってきたかっていうのも少し話題になりました。

まだ家父長制が根強くて、女性は個人としてよりも、家長の財産として見られてた時代は、
結婚=財産や家同士の契約という側面が強かったと思います。
また、性行為を婚姻内のみに収める、結婚=sexという面も強かったとされています。

…でもこの点に関しては、ジェンダー史的な観点で考えると、
あくまで女性の性だけを婚姻の中に閉じ込めようとしてたように思います。
だって、男性の性は外でのはけ口=遊郭・赤線っていう逃げ道があったからね。
逆に考えると、そういう性風俗に属してる女性は、
婚姻市場では価値が低い・もしくはないものとされていたわけで、
いずれにしても、男性の都合で女性の性は、婚姻か性風俗のどちらかに封じられていたということだと思うんですがどうでしょう。

閑話休題でした

さて、話を戻すと、近代社会になってから、
具体的には西洋式のロマンチックラブ・イデオロギーが輸入されてからは、
結婚は恋愛の延長上にあるものであるのが理想とされるようになりました。

そうはいっても、近代社会の初期では、まだ社会契約としての結婚という側面も残っていたと思いますが、
大正・昭和と時代が経るにつれ、だんだんとそれが当然のこととして一般に認識されるようになっていきます。

で、今にまで残る恋愛=結婚という価値観が出来上がってきたんですね。

その過程で性と結婚の関係もまた変わってきました。
恋愛結婚が主流になった当初は、性=結婚という価値観が残ったままだったので、
結婚するまでは、sexしてはならないという性道徳がまだ残っていました。
守られてたかどうかは別だと思いますがね。

でも、女性解放運動やらの影響で、
女性の性を婚姻か風俗に閉じ込めておくのはおかしいという価値観の浸透が進むと、
結婚=sexの縛りがなくなり、恋愛していれば結婚していなくてもsexする、
もしくはただsexだけを楽しむという価値観を受容する人々も現れてきました。

そうなると、残ってるのは、恋愛=結婚というつながりだけですが、
結婚しなくてもsexができる以上、
結婚と恋愛状態の違いが、社会的責任の有無だけということになってしまいました。

そうなると、あまり結婚をするメリットが感じられない。
あ、子供がほしいときはもちろんメリットとなりますが、
それも日本が婚外子と婚内子の区別を付ける国だからであり、しかも現在の日本の子育て支援の不十分さでは、
子供を持つことはかなりの経済的デメリットとなってしまうため、
それをてんびんにかけると、やっぱりメリットがないように感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

個人的には、子供を持ちたいという気持ちは、経済的デメリットを考慮しても貫きたいと思いはしますが。

…と、まあこういう歴史的な考察もしてみましたが、
せっかくなので、大学院生特有の結婚事情の問題についても少し考えて見ます。
といっても、博士以上の文系の話がメインです。

大学院生といっても普通の人間なので、そりゃ恋愛もすれば結婚もします。
ただ、22歳で卒業・就職して、順調に仕事をこなし、20代後半か30代前半には家庭をもったり…という
いわゆる多数派の生き方を選んだ人と違う点は、
その「結婚市場」が活発になる20代~30代には、まだ定職に就いてないどころか、まだ学生である可能性が大いにあるということです。

分野にもよると思いますが、ポストが狭き門である文系院生の場合、
非常勤講師などではない定職に就くのは、早くて30代前半、遅い場合は40代を過ぎても、
まだ非常勤という場合も珍しくありません。

非常勤時代は、自分の研究も進めながら、複数の仕事をこなすかなり忙しい時期となります。
そんな状態で恋愛なんて、ましてや結婚なんてしてる場合じゃねえ!という方は、男女問わず結構いらっしゃいます。

で、やっと定職について一段落したころには、40代、同年代の人たちは子供が大きくなってきたなあという
時期にあたるわけです。
まあ最近は、40代で初婚というケースが増えてきたとは言いますが、
やはり「結婚市場」が盛んな時期に相手を見つけていなかったために、
結婚する気がないわけじゃなかったのに、その後もずっと一人…
なんて人も文系研究者にはざらにいます。
女性の場合は、「若さ」という市場価値を利用できる時期に利用しなかったためにさらに不利になるという言説もあります。

まあつまり、研究職を目指す文系院生は、結婚しにくくなるかもというリスクも背負って、
その道を選ばなければならないわけです。

実際にそういう悩みを先輩のポスドクの方や若手研究者の方からも聞きます。

本当選ぶときにいろんな覚悟を試される進路ですよねー…


あ、ちなみに、院生のうちに結婚してしまう人も結構います。
このケースの場合、相手が定職についていて、自分は学生兼専業主婦(主夫)をしてるってことが多いです。

理解があるパートナーを得られたら、こういう選択もできるんですけどねー



大学院全般 | 23:06:51 | トラックバック(0) | コメント(2)
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